結構いい歳のオジサンの日々の暮らし

オジサンの焦らず穏やかな日々を綴っていこうと思いますのだ。

帰国の理由は

帰国の理由は、というタイトルにしたんだけど、「きこくのわけは」と読んでください。何となく演歌的でいいでしょ

前回からの続きなんですけども、25年以上暮らしてきたアメリカ生活をお終いにして帰国を決断したんですね。決断してから帰国まで1年かかりました。

その間もまだ悩んでいましたよ。仕事先には半年前に通告しました。

今までの生活、全て捨てちゃうのも恐ろしかった。

実際に引っ越しの際は色んなものを捨てましたが、、、、

日本に、何もつてが無いというのも不安にさせられた一つ。両親は他界してますし、いい歳こいて親戚連中に頼れないものね。

とりあえず日本国籍保持者なのだから、帰国すればなんとかなると、希望的観測にすがったりしていました。

 

では何故そんなに帰国したかったのか。

一つの理由は数年前の入院。

入院の数年前からたまに下腹部の痛みを感じるようになりました。

ネットなどで調べたり友人の意見だと鼠経ヘルニアの症状に似ていた。

下腹部を触ってみてちょっと出ている感じのところを押し込むといいらしい、というのを試すと、確かにその場は落ち着いたのです。

そんなこんなで更に2年程経った頃、毎度のような下腹部の痛みが来た時に、毎度のごとく押し込もうとしたのだけれど、それがもう入らないのです。

痛みは以前よりも酷くなり、仕事中ではありましたが上司に車で家まで送ってもらい帰宅しました。しかし、帰宅しても症状が良くなるわけではなく、翌早朝、友人に連絡し病院の救急窓口まで送って貰いました。

ERに入るなんて人生初の事です。

ですが、もうその頃は下腹部の痛みで、それこそ七転八倒という感じ。

痛み止めの注射や点滴でやっと落ち着いてきてからMRIなどの検査をして、その晩には緊急手術となりました。

手術室に入ると、ドクターとナース2人だけです。

私は早速麻酔用のマスクを付けられたのですが、ドクターとナースは何だか冗談言い合って楽しそうな話をしています。時々その話を私にも振ってきて会話してたのですが、記憶はそこまで。

次に気付いた時は病室のベッドの上に寝ていました。

ということで、次に続くのです。